【放任主義とほったらかし】
後者の方ほど「すぐに結果(売上げ)を上げて欲しい」とご依頼ご時に言われます。
ほったらかしの中にいたスタッフを超短期間でプロにする・・・できるかーい!!!←心の声です(* ´艸`)
と思うことはこれまで多々ありました。
ですが、以前このようなことがありました。
某企業様から短期間で結果を出して欲しいというご依頼をいただきました。
相当切羽詰まっているご様子でした。
わたしは、ほったらかし主義できたことと、教育指導期間が短すぎることで、
一旦はご依頼をお断りしようとしました。
でも、そのことを伝えようと伺った時、ご担当者の手に握られていたのは
付箋だらけで、一目でわかるくらい何度も読み返した跡があるわたしの処女作でした。
そして、ご担当者はわたしにこう言ったのです。
「この本に書かれているような心を持った、そんな販売スタッフになって欲しいのです」
その姿を見た時に、接客販売コンサルタントとしての生命をかけて、スタッフを育てる覚悟をしました。
スタッフ人数も多く、短期間での成果を求められる・・・
一見、誰が聞いても「無理でしょ!」と思うようなご依頼でしたが「やる、必ずやり遂げる」と決意をしました。
その思わせてくれたのは、ご担当者の本気の目と発する言葉から伝わってきたわたしへの信頼でした。
結果、生命を確実に削って(←笑、でも事実です。)ほったらかされていた多くの販売スタッフに
プロのスタンスとスキルを教え、身につけてもらうことができて、結果を残すことができました。
ですが、これはわたしのチカラだけでは到底できなかったことで、企業側の皆様が本気で全力で
バックアップしてくださったからできたことです。
このように企業の皆様が「自分達も変わるんだ!」という強い決意と行動があり、お互いの信頼関係があってこそ、ほったらかしで短期間でもプロの販売員に育成できるのです。
そして、このことで、わたしが心の底からわかったことは、ほったらかしの中にいた販売スタッフは、本当に厄介だということでした。笑
さて、前置きが長くなりましたが(笑)
放任主義とほったらかしの違い
それぞれの接客販売パーソンの育成に関わってきた上で、わたしなりにその2つの違いについてお伝えするとすれば
それは「最低限の躾がなされているかどうか」と言うことです。
放任主義で部下や後輩育成に成功した、という上司や先輩は、
スタッフの自主性に任せていても、スタッフが自ら向上するために勉強したり会社の規則や、
仕事内容が販売であれば販売をする上での基本的なルールを守るよう、入社した早い段階で
そのことを教え、それを身につけさせています。
ところが、ほったらかしは違います。
マナー違反な振る舞いをしていてもしたいようにさせる、もしくは、表面的な話し合いだけ。
当然、相手に伝わっていない。
つまり、人への無関心がほったらかしという結果になります。
参考になれば幸いです。
ではまた!